「社会人になったら陽キャも陰キャも関係ない!」←むしろ学生時代以上に関係あるで

コラム

「社会人になったら陽キャも陰キャも関係ない!仕事ができるできないが全てだ」

たまにこういうことを言っている人がいる。

実は、私も20代前半の社会経験があまりない時はこのように考えていた。社会に出たら真面目な奴が勝つと。

しかし、それは違った。社会人になったら陰キャや陽キャとか関係なくなるどころか、むしろ学生時代以上に陽キャ要素の有無が個人的資質として大切であることがわかった。

 

先日、私はマッチングアプリで出会った女の子に「お兄さん、自分のことを陰キャとかいってるけど、見た目どうみてもパリピじゃん笑。陰キャなら証明してよ!」と言われた。

私は漫画やゲームが好きだし、インドア派なので自分のことを陰キャだと思っていた。なぜこんなことを言われるのか純粋に疑問に思った。そこで「陰キャってどういう奴なの?」と聞いてみた。

その子曰く、

1.見た目がださい
2.目を合わせない
3.ぼそぼそと話す奴

が陰キャであるそうだ。その子(小学校教師)は「陰キャは見た目ださいし、しゃべり方が気持ち悪い」とか言っていた。

なるほど、納得のいく特徴である。この定義でいえば、私は陰キャではないということになる。

 

必要最低限のコミュニケーションが取れれば、見た目がダサくても就職はできる。しかし、2と3は就活の段階でふるいに落とされる。いわゆる典型的な陰キャはそもそも就職ができないだろう。

人間的魅力がないと、人がついてこない

上にたつ人間に必要とされる資質は何だろうか?私は人間的に好かれることだと思う。

 

一般的に人はダサい奴に魅力を感じない。(見た目にしろ中身にしろ)

陰キャ上司にたいしてビジネスライクに関わることはあるが、その人についていきたい、プライベートでも関わりたい、その人のようになりたいという尊敬の気持ちが出るかというとそれはないだろう。

好かれる上司というのは、仕事ができることが前提ではあるが、何らかの人間的魅力がある人であろう。

上司として部下に好かれないというのは致命的である。管理職として成果を出すことができない。

ちなみに、人を引きつけるのは「知性」と「温かみ」であることが判明している。

つまり、頭が良くて人当たりがいい人である。

勉強ばかりしてきた陰キャは知性はあるかもしれないが、温かみがなく周りを敵だと勝手に認識しているかのようなコミュニケーションをとることが多く、往々にして周囲とうまくいかない。

自分のダサさが原因で周囲から避けられているのに、それを改善しようとしないのだから当たり前の話ではある。しかし、陰キャは自分を改善しない。

当たり前だが自己改善できるバイタリティーがあるなら、そいつは陰キャになってはいないだろう。

陰キャだと女性に嫌われる。

陰キャは女性とのコミュニケーションが分かっていない人が多い。そのせいか男に対するのと同じように接してしまったり、女性社員にたいして変に意識してしまうせいか、同僚女性から嫌われる。

女性の陰キャ嫌いは異常である。仕事だからまともに話してもらうことはあれど、会社の飲み会では陰口を言われていることだろう。

 

社内の女性に嫌われるのも社会人としてはなかなかに致命的である。場合によっては会社に居場所がなくなってしまうだろう。人類の50%は女性だ。女性に好かれないと、社会でやっていくのはハードモードになってくる。

男の仕事はモテることだといっても過言ではない。

上流ポジションは対人折衝の機会が増える。

会社で出世をして、上流ポジションになると、対人折衝の機会が劇的に増えてくる。

部下のティーチング、コーチング。経営層への進捗報告。ステークホルダーとの打ち合わせ、他部署とのMTG・・・・。

 

平社員の時は作業者として与えられていたことだけをやっていればよかったが、上流ポジションになるとそうはいかなくなる。自分で手を動かすことは少なくなり、対人折衝やプロジェクトマネジメントが中心になってくる。

多くの人の利害関係をまとめる円滑なコミュニケーション力やリーダーシップが必要となる。人を口説くというか、自分を売り込んで気に入ってもらう作業も増えてくる。接待的なことをする必要もでてくるだろう。

社内である程度、認められている人でないとそもそもこういったポジションにつくことさえできないだろう。

というわけで、陰キャには難しい。

ビジネスや恋愛には人間的魅力が不可欠。

ビジネスや恋愛には人間的魅力が不可欠である。簡単にいうと、気持ち悪い奴から物を買いたい人間もいないし、恋愛したい人間もいない。

気持ち悪いとは、生命力がない人間のことだ。生命力がない人間は、身なりを整えることをめんどくさがる、ぼそぼそとしゃべる、自信がない、夢ややりたいことがなく受け身で生きているという特徴がある。つまり、陰キャだ。

こういう人間はモテないし、稼げない。

物を売るにしろ、恋愛をするにしろ、相手目線にたって相手の心をつかむ必要がある。相手の話をしっかりと聞き、信頼関係を構築する。おすべきところではリードしていく必要もある。

こういうのができないと、お客さんや女性に好かれない。

 

結局、社会で生きる以上、人と人とのやり取りはあらゆる場面で出てくる。そういうのは学校のお勉強では学べない。人の感性や倫理観、常識感覚、判断力で決まる。

 

陰キャこじらせて世間からずれていると大分きつい。つまり、陰キャ感が強すぎると、普通に生きることさえ難しくなってくる。

学生時代は、陰キャだとモテないぐらいでそこまで弊害はない。同じような陰キャ仲間もいるので、なんだかんだ楽しく過ごせてしまう。しかし、社会人になると、仕事につけなかったり、社内で嫌われたり、プレゼンで人を説得することができなかったりと致命的である。

1.見た目がださい
2.目を合わせない
3.ぼそぼそと話す奴

こういう陰キャは確実に仕事ができないので、社会でうまくやっていくことはできず、お金も稼げない。性淘汰されるのは理にかなっているであろう。

コミュ障の人でも、せめて見た目だけは雰囲気イケメンにはもっていきたいところだ。その努力すらできない人は、社会で生きていけないか、あるいは一生人とかかわらずに過ごしていく羽目になるだろう。

陰キャこじらせた成れの果てが、ジョーカーである。

自分が適合できない生き方・考え方をしているだけなのに、世間を憎み、電車でナイフを振り回したり、誰でもよいから殺して死刑になりたかったと無差別殺人を起こしたりしてしまうのだ。

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