こんにちは。
先日、面白い動画を見ました。『林先生が驚く 初耳学!』という番組で「いつやるか、今でしょ!」で有名の林修先生が高学歴であるにも関わらず、ニートになってしまった若者へ特別授業を行うという内容です。
同じく現在失業中でニート生活を謳歌している自分は惹きつけられるように見ました。
そして、私も世間でそれなりに知名度のある大学を卒業していますので、高学歴ニートと名乗るのに十分な資質を持っているといえるでしょう。(まったく嬉しくない)
そんな私にとって、今回の動画はとても思うことがありましたので、今から解説していこうと思います。
『林先生が驚く 初耳学!』高学歴ニートへの特別授業の要点まとめ
動画はこちら。
親のすねはかじれるならかじってもいい
まず最初に林修先生は、「親のすねはかじれるならかじってもいい」と発言しています。
親の立場としては、誰かに迷惑をかけるよりも自分に迷惑をかけてほしいと。親として他人に迷惑をかけられることは困る。
つまりそういうことです。
でも、これは納得できます。親とニートの双方が納得していれば、第三者があれこれ口を突っ込む問題ではありません。
それで誰かに迷惑がかかっているかというと、かかっていないからです。その家庭内で完結している問題です。
私自身は、あまり裕福は家庭出身ではありませんが、それでも大学の学費は親に出してもらいました。世間では奨学金を借りて、大学へ通い社会人になったとたんに、500~600万の借金を背負っている人がいることを考えると、私も十分に親のすねをかじって生きてきたのだと思います。
まず学費を親に払ってもらったのか、自分で払うのか。
それだけでも大きな違いですね。
さらに学費だけではなく、大学を卒業し、その後の生活も親から仕送りしてもらっている人もいます。(動画に登場する慶應卒のニートのように。)
学費を払ってもらう人はいてもそこまではできないという方が大半ではないでしょう。当然僕には無縁の話です。
一般的に有名大学へ合格する人の家庭は、平均的な家庭よりも経済的に恵まれている割合が多いです。
平均的な家庭より経済的に恵まれているから、子供への教育にも投資でき、子供が勉強しやすいように、塾へ通わせたり、進学校へ活かせたり、家庭教師をつけたり、参考書を買ったりすることができるのです。
実際に東大生の親の年収は、950万以上が51.8%というデータがあります。
教育格差は年収格差なのです。
高学歴ニートへの親は、普通の家庭よりも裕福な場合が多く、それだけみても一般的なニートよりは恵まれている立場にあります。
この動画のコメント欄にも
「こいつらは勝ち組。低学歴ニートはもっと地獄」
と発言している方がいますが、親のすねをかじることができるという時点で世間から見ればかなりの勝ち組なのです。
なぜなら世の中の人の80%は有名大学を出ていませんし、大学生のうち3人に1人は奨学金を借りています。
そして、ニートなど許されず、無職であれば「アルバイトなりなんなりやれ」と親にせかされる人が大半でしょう。
私もそうでして、「転職活動に必要なお金やお小遣いは自分で稼げ」と常日頃親に言われています。だから私もクラウドソーシングでライティングの仕事をしたり、アフィリエイト報酬などで小銭を稼いでいます。
だから、卒業後も親から仕送りを貰って一人暮らししているニートの人とか「ほんと恵まれているな」って思いますよ。
嫌なら日本から出ていくか、自分で変えるか
また東大を卒業し、ゲームばかりしているニートの方が
「ただ日本に生まれたというだけで、強制的に日本のルールに参加させられて気に食わない」
と述べています。
この言葉を林修先生は一蹴します。
「社会的サービスをたっぷりもらっているくせに文句を言う必要はない。嫌なら出ていけばいい。それか自分が政治家になって変えろ」
と。
正論ですよね。ちょっとこの東大の方は幼稚な思考だと思います。
私もこの東大ニートの方と昔は似たような事は考えましたが、結局林先生と同じ結論に達しました。
「嫌ならでていけばいい。」
ってことですね。
飲み屋で会社の愚痴をいい、「もし俺が社長なら~~~」とかいうやつはダサいのです。会社が嫌なら辞めるか、出世して社長を目指せばいいのです。
嫌なら出ていくか、状況を変えればいいのに何も行動せずに、グダグダいうやつはカッコ悪いのです。
この東大ニートの人も自分が社会に生かされているという実感を持たずして、社会に文句を言ってゲームばかりしているのがダメなのです。
実際、昔と比べて今の世の中日本を出ていくことなんて簡単にできますからね。日本が嫌なら英語覚えて海外で就職することもできます。
要はやるかやらないかなんです。文句ばっかり言って行動しないのは本当にダサいです。
仕事ができる人の条件は、解決力と創造力
林先生の本を読んだり、動画を見ている人にはおなじみだと思いますが、
林修先生は、仕事ができる人の条件として「解決力」と「創造力」のどちらか一方がある人だといいます。
解決力とは、問題を解決する力のこと。
例えば、
・どうやってアポイントメントをとろうか、
・どうやって集客しようか、
・どうすれば上司をなっとくできる資料を作ることができるのか、
・どうすれば仕事で成果が出せるようになるのか、
・お客様のクレームを抑えることができるのか
これらの問題を定義し、PDCAを回せる人のことですね。
「創造力」とは、クリエイティビティ。答えがない問題に対して、答えを出せる力のこと。
林修先生は、この2つのどちらかの能力があれば、仕事だできる人だ。学歴は仕事のできるできないに関係ないといいます。
私とかマニュアルが存在しないベンチャー企業で働いたことがあるので、すごい理解できますよ、これ。
上司ですらやったことがない、社内で誰もノウハウを知らない仕事を振られると、本当につらい(笑)
それでも仕事なので、試行錯誤しながらなんとかしてやらないとダメなんです。
「すみません。わからない点がわからないです」と上司に助けを求めても、「いいからやれや」と返されて終わりです。
そういう時に必要なのが、林先生のいう「解決力」と「創造力」ですね。
「やりたい」か「やりたくないか」の軸よりも「できる」か「できないか」の軸の方が仕事選びにおいては重要
そして、個人的には一番響いたのがこれです。
林先生は、「やりたい」か「やりたくない」かの軸ではなく、「できる」か「できないか」の軸で考えろと言っています。
その理由は、成果を出すため。
「やりたい」仕事なのに、成果が出ない。他人に認められない。稼げないし、貧乏であることほど辛いことはない。それだったら、「できる」仕事をして他人に認められてお金を稼いだ方がいい。「できる」仕事をこなして、誰かから信頼が得られたらいずれ、「やりたい」仕事もできるようになる。
といいます。
その例として、林先生自身は、
・予備校講師には本当になりたくなかったこと。
・でも予備校講師の仕事をした際は、誰かに評価されていたこと。
・書きたくもない自己啓発本を書いたこと
・やりたい仕事をしたが、うまくいかなかったこと
を語っています。とても説得力のある話ですね。
話は、変わりますがジブリの宮崎駿監督も「やりたくない」けど「できる」仕事を平然とこなすタイプです。
彼はジブリの映画監督などやりたくないそうですが、世間が彼の才能を求めているからこそ、 「僕は才能の奴隷なんです」と言いながらタバコをふかしてダルそうに仕事しています。
自分に「できる」仕事をするからこそ、誰かに認められて次のステージにいける
といいます。
はい、とても重要なことをいっています。
面接とかでも「俺はこれがやりたいです」というと落ちますけど、「俺はこれができます。だから御社で貢献できます」というと受かりますね。
そもそも他人は、人をその仕事を「できる」か「できない」で評価しています。その人が「やりたい」とか「やりたくない」ではありません。
そして、人に評価されないと、稼げないですし、仕事につけるかどうかも怪しくなってきますよね。
誰からも評価されなくなると最終的にはホームレスになってしまいます。
だからこそ、林先生は「やりたい」か「やりたくない」かではなく、「できる」か「できない」かで仕事を選べと言っているのではないでしょうか。
できる仕事は、「必然」やりたい仕事は「偶然」
やりたい仕事というのは、その時の自分に置かれた環境によって自然と見つかっていくものと林先生はいいます。
好きなものなんて、見つかるときには見つかるし、見つからないときには見つからないということですな。
「やりたい仕事」は見つけるものではなく、ある日見つかるものだということです。
『林先生が驚く 初耳学!』林修先生の高学歴ニートへの特別授業の感想
とてもいいことを言っていると思います。
高学歴の人だけではなく、誰もが参考になる人生論について聞けました。個人的にはお金を払う価値がある話だったと思います。
私もまさに、「自分のやりたい仕事」という軸で転職活動をして、「私はこれがやりたいから御社を志望しました」と主張し、そして落とされ続けています。
ですので、ひとまず「できる」仕事という観点で転職活動を再開していきたいと思っています。
最後に林先生の話を聞いてとても参考になったと思ったので、本をぽちりました。
動画だけでは公開できなかった林先生の人生論や仕事観が語られていて、すごい参考になったので、ぜひご興味を持たれた場合はお読みください。
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