web制作フリーランスで稼ごう!とかいってるTwitterの意識高い系が苦手。

コラム

昨今のフリーランスブームに全くついていけません。

サラリーマンよりweb制作フリーランスやってたほうが稼げる、会社なんて辞めよう!みたいなことをツイートしている意識高い人がTwitterに沢山いますが、まったく共感することができません。

そもそもWEB制作というのはWEB業界の最下層です。レベル的には派遣社員とかがやるようなことです。

こういう仕事を続けてても、市場であまり評価されません。

「WEB制作のスキルが身につくじゃないか」と考える人がいるかもしれませんが、それ自体にはそこまで高い値が付かないということです。

代わりはいくらでもいるので、価格競争に巻き込まれる。

わざわざ社員を雇うほどでもない、そういう会社にとってあまり重要でない仕事の外注先としてフリーランスが使われているだけです。

どっちかというと、会社にとって価値ある存在は会社のリソースをうまく使い、成果を出す人材です。

つまり、管理職やプロジェクトマネジメントができる人のことです。それ以外はアウトソーシング。外注に低コストで実務をやってくれればいい。フリーランスの立ち位置的にはそんな感じです。

それなのに、「フリーランスになると自由だ!社畜より全然稼げる」とかいってるのを見ると少し違和感を感じます。

フリーランスに安定なんて存在しませんし、やってる仕事もレイヤーとしては低く、ディレクター指示のもとに実務作業をやるだけです。

会社の外で会社員的な働き方をしているというのが多くのフリーランスの方の現状でしょう。

で、多くのフリーランスの方はそういった状況を「俺は在宅で稼いでる!」とか「サラリーマンの平均年収よりも稼いでる!」と自己正当化している感じです。

しかし、サラリーマンより稼げなければそもそもフリーランスをやる意味はないですし、今の時代在宅勤務ができる会社はたくさんあります。

相対的にフリーランスのメリットがなくなってきているでしょう。

昨今ではやたらとフリーランスが持ち上げられますが、昔フリーターが自由な生き方だともてはやされたのと似ている気がするのは私だけでしょうか。

フリーターを続けた人の末路は言わずもがなです。

結局、フリーランスの仕事はプレイヤー的なものなので、年を取ると体力も落ちて辛くなってきます。

最近の社会の動きをみると、やはり正社員は減らそうとしている傾向でしょう。

おそらく、管理職、プロジェクトマネージャー、役員等の一部の人だけが会社に残り、実務作業を行う兵隊たちはフリーランス化していくことになるでしょう。

そうなると、やはり多くの人は年収が下がると思いますので、おおげさでもなんでもなく、年収180万時代が到来する可能性は高いでしょう。

参考記事:年収180万円程度の日本人が「激増」する未来

若いうちからフリーランスだなんだとかやってると人生詰むと個人的には考えています。

WEB制作フリーランスなんて、職歴なし40代ひきこもりで社会復帰は絶望的とかそういうレベルの人たちが、自分の食い扶持を確保するためにやる仕事でしょう。

まずは会社で基幹人材となるべく出世をして、管理職やプロデューサーシップの経験を積む。

そういう経歴があるだけでも、キャリアの展望というのはまったく変わってくるはずです。

若いうちにフリーランスなんてするもんではない、おっさんになってキャリアに詰んだらやりましょう。

日雇いで肉体労働するよりは、コーディングや動画編集してお金をもらったほうがまだ楽なはずです。

氷河期世代みたいな人たちほど、ネットビジネスやらwebフリーランスやらにキャリアシフトしてったほうがいいでしょう。

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