あえて正社員にならない選択のすすめ。既に正社員という生き方は時代遅れな件。
- 2019.07.25
- コラム

どうも、たっきーです。
今日は、あえて正社員にならない選択のススメということでお話ししていきたいと思います。
「正社員にならない!」と考える方の中には3種類の人がいることでしょう。
1.単純に働きたくない人
2.正社員に向いてない人
3.正社員になれない人
私自身は、単純に1日8時間週5日も働きたくないというのと、HSP、内向的、夜型人間、発達障害グレーゾンといった自分自身の気質により、絶望的にサラリーマンに向いておらず、今はニートをしています。
朝早く起きて、満員電車に乗り、オープンオフィスのようなプライベート空間がないガヤガヤした場所で働くことは私にとって、とても苦痛なことなのです。だから、サラリーマンにはなりたくないのです。
たぶん、私と同じような考えの人多いのではないでしょうか?
そして、そのような人は「あえて正社員にならない」という選択を検討している方も多いのではないでしょう。
世間では、「正社員至上主義」の風潮があり、絶対に正社員になるべきだと考えている人がたくさんいます。
しかし、私は、どんな人であれ、今の時代「あえて正社員にならない」生き方をおすすめします。
正社員はもうなくなる。
近い将来、正社員という働き方はなくなります。これは、私が勝手にいっているのではなく、厚生労働省が主張しています。
2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの 塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジ ェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の 変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。
その結果、企 業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」の ようなスタイルは変化を迫られる。 もちろん、プロジェクトによっては何十年と続く場合もあるだろうし、終わ りが明確でない場合も少なくないだろう。
また、一つのプロジェクト終了後も その企業の別プロジェクトに参加するなど、長期に渡って一つの企業に所属し 続ける人も存在するだろう。 企業に所属する期間の長短や雇用保障の有無等によって「正社員」や「非正 規社員」と区分することは意味を持たなくなる。
厚生労働省「働き方の未来2035」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf
厚生労働省が発表した「働き方の未来2035」によると、人々はプロジェクト単位で働くようになり、正社員や非正規社員といった区分は全く意味を持たなくなるとのことです。
ですので、正社員がどうこうとか、非正規がどうこうとか、雇用形態にこだわる時代は、あと15年ほどで終結するということです。
2035年ごろにはほとんどの人が自営業(フリーランス)っぽい働き方になっていきます。
終身雇用は崩壊している。

正社員のメリットである、雇用の安定ですが、昨今ではこれも微妙です。先日、トヨタの会長が終身雇用の崩壊を宣言しました。
さらに、大企業では、ドンドンリストラが実行されています。富士通が45歳以上をリストラしたのは記憶に新しいと思います。
他にも、
東芝:今後5年間で7000人の人員削減
NEC:3000人の人員削減
大正製薬:948人の早期退職者募集
三菱UFJフィナンシャル・グループ:9000人の業務量削減
三井住友フィナンシャルグループ:4000人分の業務量削減
みずほフィナンシャルグループ:1万9000人の人員削減
さらに、日産がなんと1万人超のリストラを計画していることが先日ニュースになりました。
・自動車リストラの嵐…日産は世界で1万人超削減、曙ブレーキは3000人
就活前線を勝ち抜き、大企業で働いてきたサラリーマンの人たちですら、終身雇用が保証されずに、中高年になってからリストラされる時代です。
もう、今の時代正社員ならば雇用が安定されているなんて、幻想です。正社員のメリットである安定は崩れつつあるのです。
「同一労働同一賃金」の導入で正社員特権もそろそろ終了する。
非正規の方が正社員になりたいと思う主な理由には、「雇用の安定」以外にも「金銭面」があると思います。
一般的に非正規社員よりも正社員の方が給与は高いです。給与、ボーナス、福利厚生、すべての面において正社員の方が恵まれています。
中には、正社員とまったく同じ仕事をしているのに、正社員よりはるかに低い給与で働いているという契約社員、派遣社員、アルバイトの方もいるでしょう。
これこそまさに正社員特権だったのですが、これも2020年4月から導入される「同一労働同一賃金」により、崩壊することになります。
つまり、雇用形態にかかわらず同じ仕事をしたら同じ分だけの給与にするということです。
これまでは、非正規社員と同じ仕事なのにもかかわらず、正社員の方が基本給が高く、ボーナスももらえるという状況でした。
しかし、同一労働同一賃金が導入されれば、基本給(時給)は正社員と非正規で同じになり、ボーナスが支給される場合は、正社員だけではなく、非正規にも支給されます。
とりあえず、大企業では2020年4月から、中小企業では2021年4月から、同一労働同一賃金が導入されるので、これからは雇用形態による賃金格差は解消されていきます。
こうなれば、給与的な面で正社員を志向していた人も、派遣やアルバイトといった柔軟な働き方に切り替えていくケースも増えていくでしょう。
雇用も安定せず、非正規と同じ給与の正社員・・・・。
これってもう正社員のメリットほとんどなくないですか(笑)
でも、これからはそういう時代がやってくるということです。
大半の仕事はAIに代替される

将来のキャリアを考える上で忘れてはいけないのは、今、ホワイトカラーがやってる仕事は、ほとんどがAIに代替されるということです。
今後、残る仕事はクリエイティブな仕事か対人相手の仕事だといわれています。(ただし対人の方は給与が低いと思うけど)
どこかの会社に正社員として就職したとしても、数年後にはその仕事はAIが行うことになります。
つまり、職歴として通用しなくなります。
よく「正社員として働かないとお先真っ暗だぞ」とか言ってる人いますね。でも、それは非正規だけでなく、正社員も同じです。
今まで自分がやってきたことが、ロボットでも行えるようになったら?一気にその人の市場価値は0になりますね。
これからの時代は、ただ働けばいいのではなく、AIが進化することを踏まえて、キャリアを選択しなければならないということです。
正社員よりも掛け持ちの方が安定している。
過去にホリエモンは、絶対正社員にならない方がいいよと主張しています。
1つの会社に勤めていてクビになったら、精神的にも収入面でも辛い。だから、掛け持ちした方が安定しているといいます。
さらに、「労働力もシェアされる時代になる。一つの仕事ではなく、複数の仕事を掛け持ちして時間分割する働き方が当たり前になると思う」といいます。
これに関しては、先ほどの厚生労働省「働き方の未来2035」でも言われています。
このように企業がプロジェクト型の組織になるにつれて、働く側も、自分の 希望とニーズに応じて、自分が働くプロジェクトを選択することになる。その 10 結果、企業側は、自分のプロジェクトに最適な人を引き付けるべく努力をする 必要性が生じる。
また、働き方の選択が自由になることで、働く時間をすべて一つのプロジェ クトに使う必要はなくなる。複数のプロジェクトに時間を割り振るということ も当然出てくる。もちろん、一つの会社、一つのプロジェクトに従事する場合 もあるだろうが、複数の会社の複数のプロジェクトに同時に従事するというケ ースも多く出てくるだろう。 その結果、個人事業主と従業員との境がますます曖昧になっていく。組織に 所属することの意味が今とは変わり、複数の組織に多層的に所属することも出 てくる。
また、プロジェクトの中には、非営利なものも、社会貢献を目指すも のや自己実現を中心としたものもある。 営利的な組織と、非営利的な組織の両方に所属しているケースは、今でも見 受けられるが、2035 年にはそれが本格化し、一人の働く人が複数の営利的組織、 複数の非営利的組織のプロジェクトに所属し、その所属先も時の経過とともに 変化するのが当たり前の時代になっていくだろう。
厚生労働省「働き方の未来2035」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000133449.pdf
今後、人々はプロジェクト単位で働くことになります。その中には、当然2つ、3つと仕事を掛け持ちする人もでてくるでしょう。
まさに、ホリエモンが言っていることが、今後実現されようとしているのです。
正社員も普通にリストラされる時代ですし、今や正社員の解雇規制緩和が騒がれている時代です。近い将来、正社員そのものがなくなる可能性も高いです。
今の時代、正社員として1つの会社に勤めることはリスクでしかありません。
あえて正社員にならないで、「在宅の仕事+アルバイト」、「フリーランス+派遣」等複数の仕事を掛け持ちした方が安定しているのです。
フリーランス+アルバイト(派遣社員)が個人的にはおすすめ
私自身今まで、いろいろな働き方をしてきましたが、個人的にはフリーランス+アルバイト(派遣社員)が一番幸福度が高かったです。
アルバイト (派遣社員) でまとまった収入を確保しつつ、WEBライターとしてフリーランスで活動する。
掛け持ちといっても、バイト2つや、バイトと派遣とかだと、ただ雇われの仕事で、給与もなかなか上がらないですし、時間も拘束されてしまいます。
フリーランスに関しては、成果主義ですので、収入は安定しませんが、スキルや経験を磨けばサラリーマン以上に稼ぐことは可能です。
だから、非正規の仕事で時間的余裕を作りつつ、余った時間で、フリーランスとして活動するのがいいでしょう。
(何もフリーランスでやることがないという人は、プログラミングや英語を勉強しましょう)
そちらの方が将来性も抜群です。
私は、今、マッハバイトで見つけたクリエイティブ系のアルバイトをしながら、クラウドワークスやランサーズでフリーのライターをやっております。
正社員時代よりもこちらの方がQOL(人生の質)は上がったと感じています。
どっちみち、やりたくもないのに、向いてないのに、正社員をやっていたとしても、将来的にそんな働き方はなくなります。
だから、我慢することはないのです。正社員という地位に固執する必要はありません。
それよりも、AI時代に備え、自分の市場価値を高めていくことが大切だと思います。
おわりに:雇用形態にこだわらない時代はもう来る
大企業のリストラや終身雇用の崩壊をはじめ、働き方改革による同一同一賃金の導入等により、もはや正社員の安定も終わり、近いうちに正規・非正規の格差も解消されます。
さらに、その後は正社員がなくなり、みんながプロジェクトごとに働く自営業(フリーランス)のような働き方をする時代がやってきます。
こんな時代ですから、あえて正社員にならない選択をして、空いた時間を自分のやりたいことや自己投資に費やすというのは、むしろとても賢い方法だと思います。
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